JA:JOSM/Plugins/OpenData
詳しくはインポートガイドライン と code of conduct of automated edits を読んでください これらのガイドラインに従わない,インポートや自動編集のデータはリバートされることがあります!
概要
JOSMのプラグインの Open Data はOSMと互換性のあるデータを提供する種々のオープンデータのポータルから取得したファイル中の地理データの分析を容易にするように設計されています。
このプラグインはさまざまなファイル形式をサポートし、既知のOSMタグを(適切なフィールドマッピングを実行する対応するモジュールを介して)特定のデータに適用し、Overpass APIを介してOpenStreetMapにある既存のデータをダウンロードします。また、それらのデータ間のグラフィカルな差分("diff")を実行できるようにする予定です(まだ実装されていません。Conflationプラグインを介して実行される可能性があります)。
インストール
JOSMの「編集」>「設定」>「プラグイン」でプラグインのリストから opendata にチェックを入れるとインストールできます。
機能
プラグインで2つのことができます。
- データのインポート
- 対応するOSMデータのダウンロード
ファイルフォーマット
下記のフォーマットのファイルをJOSMに読み込みできます。
ファイルフォーマット | 拡張子 | 実行モジュール | コメント |
---|---|---|---|
CSV | *.csv | 独自 | |
OpenDocument | *.ods | jOpenDocument | OpenOffice.Org と LibreOfficeのファイルフォーマット |
Excel | *.xls | Apache POI | Microsoft Officeのファイルフォーマット。.xlsxだとエラーになる。シートは1つのみにしておくこと。数式は値に変換しておくこと。 |
KML | *.kml, *.kmz | 独自 | Google Earthで使用するファイルフォーマット |
GML | *.gml | 独自 | |
MapInfo Interchange | *.mif | 独自 | |
MapInfo TAB | *.tab | 独自 + GeoTools | MapInfo参照(英語) |
ESRI Shapefile | *.shp | GeoTools | Shapefiles参照(英語) |
Zip | *.zip | java.util | |
7z | *.7z | J7Zip | |
NEPTUNE | *.xml | 独自 | NEPTUNEはフランスで使用する、公共交通を記述するフォーマット |
これらのファイルを開くためにモジュールをインストールする必要はありません。 JOSMのメインウィンドウでドラッグアンドドロップするか、「ファイル」>「開く」から対応するファイルを選択するだけで、ファイルを開くことができます。
ただし、プラグインの動作はファイル形式によって異なる場合があります。以下を参照してください。
プラグインで開くことができないファイルがある場合は、トークページで知らせてください。または、JOSMバグトラッカー(component plugin opendata)で新しいチケットを作成することの方をお勧めします。 機能を実装してほしい場合は、ファイルを添付またはリンクすることを忘れないでください。
表形式ファイル (CSV, XLS, ODS)
表計算ソフトのファイルはテキストデータを交換するための便利な方法ですが、地理データの理想的なソリューションではありません。 表形式のファイルを開くことを選択すると、プラグインはデータをOSMに変換するために必要な次の2つのことを「推測」しようとします。
これらの質問に答えるために、プラグインは、最初の空でない行がファイルヘッダーを定義していると仮定して、各列名に事前に定義されたパターンのセットを適用します。 これらのパターンは現在、WGS84およびいくつかのランバート投影法に対して定義されています。 プラグインが座標の検出に失敗すると、「有効な座標が見つかりませんでした」というエラーメッセージが表示されます。 ファイルに地理座標が含まれている場合は、トークページで報告してください。
場合によってはプラグインが座標を見つけても、使用されている投影法を推測できないことがあります。 その時は、JOSMが知っているものの中から投影法を選択するダイアログが表示されます。
CSVファイルは座標を除くすべての要素を引用符(")で囲み、区切り文字としてセミコロン(;)を使用する必要があります。
例:
"latitude";"longitude";"name";"place" 53.5501;10.0099;"Hamburg";"city" 53.7850;10.2839;"Neritz";"village"
"latitude" と "longitude" の列は座標を表します(この場合の測地系はWGS84)。 その他の列は列名をタグのキー、各座標に対応する値をタグの値としてインポートします。 この例では"name"と"place"でタグ付けされる2つのノードをインポートします。
KML/KMZ ファイル
KMLファイルは一般にWGS84で緯度/経度を表すため、表形式のファイルと同じ問題は発生しません。 ただし、KMLのサポートは非常に単純なものであり、既存のすべてのファイルをカバーしているとは限りません。
ファイルが開かない場合は、JOSMバグトラッカー(component plugin opendata)で新しいチケットを作成してください。 機能を実装してほしい場合は、ファイルを添付またはリンクすることを忘れないでください。
GIS ファイル (ESRI shapefiles, MapInfo files)
GISのツールで使用するこれらのファイルは、通常テキストファイルの中に測地系の情報が埋め込まれており、プラグインはそこから測地系の情報を得ることができます。
しかしながら"Bursa/Wolf parameters"と呼ばれるいくつかのパラメータはWGS84に座標を変換する必要がありますが、変換に失敗する可能性があります。その場合はトークページで報告して下さい。次のプラグインのバージョンで実装できるはずです。
プラグインではこれらのパラメータを使用しないことでこの制限を回避できます。ポップアップが表示され、この方法を使用するか否かを選択できます。
この警告を表示する理由はこの変換では最大1km!の大きな位置座標のずれが生じることがあるからです。そのようなデータはOSMにアップロードしないでください。
圧縮ファイル
プラグインはZipおよび7z形式の圧縮ファイルをサポートしています。 圧縮ファイル内に1つのファイルのみがある場合は、そのデータを開くことができます。 圧縮ファイル内に複数のファイルがある場合は、開くファイルを1つ選択します。
関連するOSMデータのダウンロード
差分
この機能は未実装です。
モジュール
モジュールはこのプラグインにとってJOSMのプラグインと同じです。 オプションの独立したJARファイルは異なる開発者によって開発・メンテナンスされ、機能を強化します。
モジュールの目的は特定の地域に固有の機能を提供することです。
(訳注:今のところフランスのみであり、以降の説明は省略。英語版のページを参照のこと)