JA:Key:area:highway
area:highway |
説明 |
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道路エリアの形状。 |
グループ: JA:Area:highway |
適用できる要素 |
よく併用されるタグ |
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状態:事実上の標準 |
ツール |
area:highway=*は形状、すなわち道路やその一部のエリアの2次元の外周を表現します。これはhighway=*でタグ付けされて経路探索可能な線形のウェイに加えて、Micromappingの形式で使われます。
用法
このタグはクローズドウェイのポリゴンやマルチポリゴンに適用され、道路のエリアを示します。
Rendering
このタグは現在OpenStreetMap website上の標準レイヤ(OSM Carto)ではレンダリングされません。OsmAndのベクターマップではレンダリングされます。
タグの歴史
このタグは下記提案のターゲットでした。投票では承認されなかったのですが、このタグは広く使われています。整合性が取れていない部分は引き続き解決が必要です。
分類
歩道と自転車のエリア:
通りのエリア:
area:highway=*を道路で使う際には、通行レーン、バスレーン、自転車レーンなどの詳細がarea:highwayに対応するウェイに追加されている場合はカバーすべきであり、別個にマッピングされている路肩、駐車スペース、歩道などはカバーすべきではありません。
area:highway 対 highway上のarea=yes の違い
area:highway=*は経路探索のできない、(典型的には線形の)道路の詳細な形を表すために提案されました。このタグにはhighway=*でタグ付けされたラインに加えて線形で経路探索可能なマッピングされた道路の方向が必要です。
highway=*上のarea=yesは経路探索可能な道路を表し、その上では専用の通行が全方向に経路を取ること、すなわち任意の一方の終端ポイントから別のポイントへ経路を取ることができます。所定のレーン無しで乗り物が通行できるペデストリアンエリアやサービスエリアでは典型的に見られます。その理論的根拠は、経路探索エンジンは、旧来のグラフ理論におけるnodes+edgesに加えて、それらの全歩行のオジェクトを考慮すべきだとするものです。このようにその中には線形の道路線は必要ではありません。しかしながら、2019年時点では、エリアを通る経路探索をサポートするOSMベースのルーティングソフトは唯一OpenTripPlannerだけです。これはエリアに対して"可視化グラフ" を計算することで実現しています。[1]
整合性を欠く点
2つの異なる提案を元にしたarea:highway タグには、整合性を欠く点が未解決で残っています:
- このタグは構築された道路全体の形状に対して用いるべきか、あるいは機能的なサブエリアに分割すべきか、はっきりしないままです。
- 一定の幅でマッピングされた道路セグメントに対して、線形の道路のポリゴン表現は、線形の道路マッピングやwidth=*タグやOSMのエレメントひとつに地物はひとつを侵害する点などにおいて不要で冗長だと考えられます。
- area:highway=emergencyを使っているマッパーもいて、これは通常の通行は避けるべき白いハッチングで塗装された道路のエリアを表そうとするものですが、緊急設備とは無関係です。