JA:MLIT PLATEAU/tiles official

このページでは、日本国国土交通省がPlateau Projectが試験的に提供している、TMSタイルの利用について解説します。

データ利用にあたっての基本方針

Plateau Projectが公開しているTMSタイル画像を参照し、OpenStreetMapの編集や地物抽出を実施して良いかどうか、OpenStreetMap Foundation Japan (OSMFJ) はPlateau Projectに対して確認を行い、利用して良い旨の回答を得ました。

本ページでは、許諾を得られた画像の利用にあたって、必要となる情報についての記載を行います。

Plateau ProjectのTMSタイル画像は基本的に、Plateau Projectのサイトポリシーに記載されている条件で利用が可能です。日本国の政府標準利用規約、CC-BY 4.0、ODbL、あるいはODC-BYが選択できます。

タイル画像はデータベースではありませんので、OpenStreetMapでの利用にあたってはCC-BY 4.0を選択します。

CC-BY 4.0を選択する際には、ODbLとのライセンス差分について、配布者の許諾を得る必要があります。そのためOSMFJは、出典明記方法の許諾、および下流のデータ利用における機械的な手法によるデータ保護の可能性の2点について国交省からのWaiverを取得しました。

なお、利用者がOpenStreetMap以外の目的でタイルを利用する場合は、Plateau Projectの出典明記方法に従ってください。

基本的に、Plateau公式タイルを使用してトレース作業を行った場合、**変更セットに対する**sourceタグを追加することによって、出典明記を行います。

source = MLIT_PLATEAU

また、iDエディタなど、変更セットに対してsourceタグを追加できない場合もあります。 iDエディタの場合、利用したタイル画像のURLを記載した imagery_usedタグが追加されるため、それを以って出典明記とみなします。

OSMで利用されている各エディタにて、Plateau公式タイルを利用する際の方法は以下のとおりです。

iD操作画面右側の"カスタムタイルの変更" に、各タイルに対応しているURLとして、次のURLをそのまま追加してください。

https://gic-plateau.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/2020/ortho/tiles/{z}/{x}/{y}.png

1. iDの編集画面の右側に表示されてる、レイヤー追加画面をクリックし、「カスタム」を選んでください。

2. 「カスタム」をクリックすると、URLの追加画面がポップアップしますので、上記URLをそのまま入力してください

選択可能な「画像」設定に対し、TMSタイルの追加を行ってください。

JOSMで利用する場合のURL指定方法: https://gic-plateau.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/2020/ortho/tiles/{z}/{x}/{y}.png

2022年4月現在、タイル画像が利用可能な地域と、その解像度は以下のとおりです。

解像度については、Plateau Projectが公開しているGeoTIFF画像の解像度からの推測です。

また、GeoTIFF画像は神奈川県横須賀市も公開されていますが、2022年4月現在、公式TMSタイルでは横須賀市のデータが公開されていません。