JA:Organised editing best practice
Jump to navigation
Jump to search
- 本文書はOSMF Advisory Boardメンバーによる投稿であり、OSMFによる公式ルールや提案ではありません。Organised Editing Guidelinesも参照願います。
OSMF理事会はデータワーキンググループに対し、 組織編集に関して、指針の作成、関係者との協議、理事会への提案を依頼しました。OSMF Advisory Boardは本件に関して今年の夏から協議を続け、聞き取りに参加し、10月初旬からこの文書である「ベストプラクティス」のまとめを始めました。これはOSMFが考えたプロセスの促進になることを意図しています。
以下に示すガイドラインは、これまでにいろんな会社や組織がおこなった組織編集をもとに、ベストプラクティスの概要をまとめたものです。最終的なゴールは、OSMへの参加を促す、マッピングの高品質化を進める、活動の透明化を進める、地域および世界のOSMコミュニティとの協力を支援するといったいろんな活動に関する指針を標準化することにあります。
組織編集(Organized Editing)とは何か?
- 組織がOpenStreetMapの編集を命じ、編集者は直接利益をうけとる。
- 利益には、金銭による報酬、授業の課題、そのほか有形品などが含まれます。
- 参加者の体験/編集/学習のみを目的とした、マッピングパーティー/マッパソン/ワークショップは、通常上記の定義に当てはまりません。
ベストプラクティス
関係者の明記
組織および個人を明示すること。誰が参加しているのか、参加の目的は何か、といったことがコミュニティから理解しやすくなります。
- OSMコミュニティから見えるように、たとえばGitHubなどにページを作成してください。
- チームに関係したOSMアカウントのリストを作成してください。
- 組織との関係を個人プロフィールページに明記してください。
- 代表者を明示してください。
コミュニケーションと連絡先の明示
- メッセージやコメントが来たらすぐにレスポンスするようにしてください。
- 代表者とコンタクトできるようにしておき、連絡が来たらすぐにレスポンスしてください。
- マッピングプロジェクトに関連する詳細情報を公開し、外部から意見をもらえるようにしてください(原文:invite input)。
- 積極的に外部とコンタクトをとり、活動地域のローカルコミュニティと良い関係を築いてください。
- OSMコミュニティと実施内容や結果を定期的にシェアしてください。
- 成熟した編集チームは、立ち上がったばかりの編集チームをサポートするようにしてください。(原文:Established organized editing teams should onboard new organized editing teams)
品質管理
- グループで編集する場合、そのグループに適した品質管理レベルを考慮したうえで、品質チェックプロセスを設けるようにしてください。
- 品質チェックツールおよびプロセスを実装・共有してください。
コミュニティメンバーの一員として
- コミュニティの一員であることを心がけてください。単なるマッパーとしてではなく、地域コミュニティやグローバルコミュニティの一員として活動してください。
- コミュニティをより良くする手助けをしてください。手助けには様々な方法があります。例えば、ドキュメントの整備、公開コミュニケーションの推進、OSMFへの参画、SotM会議や地域ミーティングへの参加などです。
- コミュニティのルールおよび規範を遵守してください。例えば、インポートやタグ付けではベストプラクティスに従うようにしてください。
- 善きコミュニティメンバーになりましょう。参加・共有しましょう。OSMデータベースの善き管理者になりましょう。