User:Hayashi/Mapping Project/Japan/Olympic Paralympic Tokyo 2020

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Olympic and Paralympic Tokyo 2020

Mapping Project「Tokyo2020 競技コース&聖火リレーコースのマッピング (東京2020参画プログラム)」

企画の概要

「TOKYO2020オリンピック&パラリンピック」の開催を、OpenStreetMapのマッピングを通じてサポートしよう。

来年開催される「東京オリンピック」というイベントに便乗して、日本のOSMコニュニティを活性化させられるのではないかと考えました。

1. OSMならもっといいコース表示ができる

2019-06-10現在のところでは「聖火リレー」コースについての詳細はまだ発表されていませんが、競技コースは発表されています。

ただし、発表された競技コースでもコースの表現方法が大雑把で「個人タイムトライアル」のように、コース周辺のランドマークとなるようなPOIが表示されておらず、実際に観戦に行こうとするひとにとって十分な情報を提供できていないと感じられます。

「聖火リレー」コースも同様のレベルの発表になるのではないかと思います。(もしくは当日の天候やリレーの進行状況によってコース変更されることが予想されるため、詳細なコースは当日まで発表されないのかもしれません)

OpenStreetMapに「聖火コース」や「競技コース」を公開することで、競技関係者のみならず観戦者や付近住民に、より詳細な情報を提供することができると思います。

  • 観戦者に向けて、アクセス情報、宿泊、駐車場などの情報を提供できる。OpenStreetMapのrelationリレーションとしてコースをマッピングすることで、「公式サイトのコース表示」よりも詳細な地図表現を提供することが可能になると思います。(レンダラーに依存しますが...)
  • 競技参加者のために(聖火ランナー、パラリンピックサポーターを含む)、参加当日はもちろん、その後も思い出として個人のブログなどに走行したルートを表示したいと思うはずです。OpenStreetMapを背景とすればどのサイトよりも簡単に表示できるようにすることができれば、OpenStreetMapの認知度を高めることができるようになると思います。

専用レンダラー

表示に関してはOSMではなくレンダラーに依存する部分ですので、OpenStreetMapの範囲外だからマッパーには関係ない… とされがちです

されど、マッピングのモチベーションとレンダリングには密接な関係があると思われます

マッパーがせっかく作った「ルート」も、表示をレンダラー任せにすると、一般利用者からは「レンダラーが作成したデータ」と思われてしまい、OSMの認知度が上がりません。

  • 通常、レンダラーは背景地図を切り替えることができるようにするために「OSMは背景地図の一つに過ぎない」と思われてしまう
  • 現在のところ、親子関係を持つリレーションを表示する機能を提供しているサイトがない(と思います)
  • オリンピック終了後も歴史的記録として「ルート」を表示するサイトが必要になる(と思います)

というわけで、「東京2020 競技コース 聖火リレーコース」を表示する専用のWebサイトを作成する必要があると思います。

2. 日本全国イベントとしてのオンラインマッピング

現在の日本のOSMにはマッピングパーティーなどが開催される都市部とそうでない地方との格差が顕著です。格差の原因は多々ありますが、地方ではマッピングパーティなどのイベントに参加しづらいことも一つの要因だと思います。

聖火リレーのコースは、全国47都道府県をめぐるコースになるようです。

これらのコースを全国のマッパーが力をあわせて一定水準になるようにマッピングすることによって、聖火コースが各地のマッピングモデルコースになると目論んでいます

  1. 全国のマッパーが参加できるように、OpenStreetMapWikiに「Mapping Project」ページを作成して担当分担や進捗状況をチェックできるようにします。(必要ならば、WikiPageとは別に クラウド上の「共有ドライブ」などをつかう)
  2. 定期的に「オンラインボイスチャット」を開いて 「オンラインもくもく会」を開催します。
    • マッピングのやり方等の質問受け付け
    • 競合解決
    • ここ間違ってるんだけど どうすればいいの?
    • なんか手伝うことある?

このイベントを利用して、「オンラインマッピングパーティ」というマッピング方式をやってみたい

  • 「オンラインチャット」や「共有ドライブ」「Wikipage」を活用して、全国どこからでも参加できるようにする
  • 担当コースは分担制… 地元のマッパーが好ましい(聖火ランナーが実際にコース通過したかどうかをsurveyできることがベスト、最低でもラジオや地元紙の報道をチェックできること)
  • マッピング経験がなくとも コース担当者 になることができます。自らマッピングしなくとも下記のような大切な仕事を分担していただきます。
    • 担当コースのマッピング状況をレポートする(まだまだ書かれていないぞ!と宣言する)
    • Mapillaryされているかどうかレポートする(「誰かマピッてくれ」とたのむ)
    • マッピングに間違いがないかチェックする
    • 完成の宣言をする

3. 大会終了後もつづく

大会終了後のデータの扱いについて

大会終了後は、「聖火リレー」「競技コース」のrelationリレーションはOSMから削除します。

  • このようなリレーションをOSMデータとして残すという考え方もありますが、TOKYO2020のようなある時点を経過すると変化しないリレーションをそのまま残すと、道路のバイパスができるとか橋の架替えなどが発生したときにとても邪魔になります。
  • ちなみに「東京マラソン」や「箱根駅伝」などの現在も定期開催されるコースは、道路状況が変更されればコースも変更されますので、バスルートと同様にメンテンス可能です。これらはOSMデータとしてマッピングすべきだと思います。

削除したrelationリレーションをダウンロードしたり、表示したりできるWebサイトを別途用意します。

東京2020 の歴史的記録サイトとして、永続的に誰もが参照可能とします。

背景地図は2020時点でのOSMデータをレンダリングしたものをそのまま残したいです。

もちろん、これらのデータが全国のOSMマッパーによって作成されたものであることがわかるようにします。

東京2020参画プログラム」への申請

申請の必要性

  • 「オリンピック」「パラリンピック」「聖火リレー」などの文言は「JOC」の資産とのこと, 許可なく使用することはできない
  • 東京2020参画プログラムに承認されると、オリンピック関連の文言が使用できる
  • TOKYO2020ロゴマークも利用できる

「オンライン・マッピングパーティー」として

  • 全国各地のマッパーが参加できる
  • 統一した水準での完成を目指すことで全国各地にマッピングモデルコースが出来上がる
  • マッパー、マピラリスト、Js開発者、Webサイト構築、など多様な参加形態があります
  • 1回のイベントで完了するプロジェクトではなく、複数回のサブイベントを1年以上にわたって継続して実施する予定です

マッピング対象

  1. 全国の聖火リレーコース
    • 例: 聖火リレー 栃木県
    • 全国のマッパーが参加できるように、OpenStreetMapWikiに「Mapping Project」ページを作成して担当分担や進捗状況をチェックできるようにします。(必要ならば、WikiPageとは別に クラウド上の「共有ドライブ」などをつかう)
    • 定期的に「オンラインボイスチャット」を開いて 「オンラインもくもく会」を開催します。
      • マッピングのやり方等の質問受け付け
      • 競合解決
      • ここ間違ってるんだけど どうすればいいの?
      • なんか手伝うことある?
  2. オリンピックの競技コース(競技場外のコース)
    • 東京でマッピングパーティ・もくもく会(オフラインorオンライン)を開催して参加者全員で分担してコースをマッピングするというのはどうでしょう
  3. パラリンピックの競技コース(競技場外のコース)
    • こちらもオリンピックと同様に東京でマッピングパーティ・もくもく会(オフラインorオンライン)を開催して参加者全員で分担してコースをマッピングするというのはどうでしょう
      • パラリンピック マラソン
      • パラリンピック ロードレース
      • パラリンピック トライアスロン

やること

  1. 上記のマッピング対象コースの「wayウェイ」をひろって「relationリレーション」にまとめます。
  2. Mappillary化されていない区間をチェックコースして、Mapillaryされていなければ実際に撮影してMapillaryにアップする。(もしくは誰かにマピッてもらう)
  3. コース沿道のPOIを強化
    • コース沿線の指定のPOIについては100%漏らさず入力する
    • 入力対象のPOIは、Mapillaryで確認できるもの
    • 具体的には「信号機」「横断歩道」「車線数」「歩道」「歩道橋」「コンビニ」「郵便局」「警察署」「消防署」「ガソリンスタンド」を網羅する

「ハッカソン?」として

  1. リレーションを表示するためのLINKを提供する
    • 個人のブログに表示できるようなバナーLINKをつくる 例:「relation 5185746 旧東海道」
    • マスターリレーションを指定すると、子リレーションもすべて表示できるLINKがほしい
  2. 大会終了後もデータ永続化できるようなしくみづくり
    • 大会終了後はOpenStreetMapから relationを削除する
    • 削除したrelationをダウンロード可能なサイトをつくる(GitHub? or openstreetmap.jp?)
    • OSM,GPX,KML,などの様々な形式でダウンロード可能がのぞましい
    • 2020年当時の状態でルートが表示できるとベター

マッピング対象

聖火リレー

Olympic Tokyo 2020 競技コース

  • 個人タイムトライアル
    • 個人タイムトライアル男子 距離:約44.2km(約22.1km×2周)
    • 個人タイムトライアル女子 距離:約22.1km(約22.1km×1周)
  • トライアスロン
    • トライアスロン 個人(男子/女子)
    • トライアスロン 混合リレー

Paralympic Tokyo 2020 競技コース

競技コースのマッピング

参考例

relation 2086183 ロンドンマラソン
  type=route
  route=foot
  name=London Marathon

TOKYO 2020 Olympic Paralympic 競技コースを表すリレーション

競技会場外で行われる競技のコースをrelationルートリレーションとしてまとめます。

リレーション:タグ

キー Presence 説明
type ! Required route このリレーションがルートであることを表す
route ! Required road このルートがであることを表す
foot  Important yes このルートが徒歩向けであることを表す(自転車競技以外 / トライアスロンを含む)
bicycle  Important yes このルートが自転車向けであることを表す(自転車競技とトライアスロン)
name  Important 名前 ルートの名前(例:「TOKYO 2020 オリンピック マラソン競技 男子」、「TOKYO 2020 聖火リレー 栃木県」、など)
int_name  Important 名前 ルートの国際的な表記名(例:「TOKYO 2020 Olympic 20km Race Walk (Women)」、「TOKYO 2020 Paralympic T1-2 Road Race (Men/Women)」、など)
wikidata  Important Q202391 この競技に関するWikidataへのリンク(例:「Q202391」は、「[wikidata=競歩]」を意味します)
symbol ? Optional シンボルの記述 ルート沿いのウェイをマークするために使うシンボルを記述します。例えば、 "Red cross on white ground" for the "Frankenweg" in Franconia, Germany
colour ? Optional hex triplet表記 (任意)つかわれる路線カラー。hex triplet形式で色コードを記述する。例:ティールブルーは「#008080」
description ? Optional 短い記述 このルートに関する特記事項
distance ? Optional 距離 (任意)このルート全体の道のり(わかる場合)。利用者や自動評価のための情報。既定の単位は km。小数点にはドットを使うこと。
ascent ? Optional 上り傾斜 (任意)ルート全体の高度差をメートル単位で指定する(他の単位ならば、600feetのように指定)。ルートに異なる高度の開始/終了点がある場合は、下り坂(descent)も使用します。
descent ? Optional 下り傾斜 (任意)ルートにカバーされる下り坂をメートルで(他の単位なら例えば 100feet のように使用します)。上り坂と異なる場合のみ使用します(ルートの開始/終了点での異なる高度)。
roundtrip ? Optional yes/no (任意)ルートがA 地点からB 地点に行くもので、循環(roundtrip=yes)では無いことを示すためにはroundtrip=no を使用します。

メンバー

ウェイ/ノード ロール 繰り返し 議論
way forward/backward ゼロ以上 ルートを構成するウェイ highway=*

"forward" は、コース方向がウェイの方向と同じ向きであることを意味し, "backward" はコースの方向がウェイの方向と逆向きであることを意味します。 サイクルマップ上にレンダリングされます()。

way link ? 0+
  • コースではないが、コースとコースを接続するルート。
  • 聖火リレーでは聖火ランナーが走らずに聖火を自動車で運搬するルート。
node forward:stop
backward:stop
ゼロ以上
  • コース上のスタート/ゴール地点、給水ポイント、チェックポイント、折り返し地点。
  • 聖火リレーでは、聖火ランナーの交代地点、セレモニーが行われる場所など。
node guidepost ? 0+ コースを表す標識。(例: コース表示看板など information=guidepost を参照してください。
  • ルートの存在を証明するものなら role=guidepost としてください。

メンバー: 地物

地物 タグ Element 説明 イメージ

マッピング状況

状況を表す色とシンボル

各ルートのマッピング状態は色で表現されます。(色の意味は Wiki Help 参照。)

シンボルの意味

シンボル 意味 説明
Routing (X/4) (r=X)未調査 まったく手がついていない状態。

※GPSログを撮りにいきましょう

(r=)未着手 GPSログや道路など、ルート特定の手がかりはあるがルーティングは行っていない。

※ GPSログをもとに、path/footwayを描きましょう

Routing (0/4) (r=0)ほとんど入力していない GPSログなどから一部のルートを入力した。(未リレーション)

※ まだ調査されていない区間があるようです。残りの区間を描きましょう

Routing (1/4) (r=1)一部入力した ルートの主要な部分をリレーションとして入力した。

※ ルートを特定出来ない区間があるようです。道標や案内板からルートを特定しましょう。

Routing (2/4) (r=2)ほとんど入力した GPSログ、Bing、既存のhighwayなどからルートを入力した。

※ルートを描いた人は現地調査をしていません。ルートが正しいかどうか実際に足を運んで調べましょう。

Routing (3/4) (r=3)完了。 実際に現地を歩いたうえでルートを入力した。道標や案内板も入力した。

※あるマッパーがルートを入力したと言っています。正しく書き込まれているか確認しましょう。

Routing (4/4) (r=4)2人以上で検証済み。 既に先人がルーティングしたルートをさらに実測して、ダブルチェックを行った。

※二人以上のマッパーが現地を確認しました。

Olympic Tokyo 2020 競技コース

ref name 距離 リレーション
状況
Mapillary
状況
信号機
状況
歩道
状況
歩道橋
状況

状況
リレーション 備考
1 マラソン(男子/女子) 42.195 km Routing (0/4) Routing (0/4) Routing (0/4) Routing (0/4) Routing (0/4) relation 0 男子/女子

オリンピック 陸上競技

2 20km競歩(男子/女子) 20 km Routing (0/4) Routing (0/4) Routing (0/4) Routing (0/4) Routing (0/4) relation 0 オリンピック 陸上競技
3 50km競歩(男子) 50 km Routing (0/4) Routing (0/4) Routing (0/4) Routing (0/4) Routing (0/4) relation 0 オリンピック 陸上競技