JA:Output Types
地物 : Output Types |
説明 |
地物のさまざまな産物を表すキーです。 |
タグ |
|
目的
このページは、地物から生み出されるさまざまな品目を説明する、すべてのキーを総括するために作成されました。世界各地の以下のような場所で使用できる、一貫して整理された地物のセット(タグの組み合わせ)を提供するのが狙いです。
- 原材料または資源が採掘、栽培、漁獲される場所
- 上記のような材料が部品、ほかの形の材料、また電力などに加工される場所
原材料のタグ
生産
produce=*タグは、栽培、飼育、漁獲という自然のプロセスを通じて生産された地物の農・林産物、水産物を明示することを目的としています。木材 timber (人工林 landuse=forest に追加)、牡蠣 oyster(養殖場 landuse=aquaculture)、プラム plum やバナナ banana (果樹園 landuse=orchard)などです。
このタグがよく使用されるのは、養殖漁業、林業、畜産の生産物です。耕作の生産物は下記のcrop=*を参照してください。また果樹園ではtrees=*の方がよく使われます。
作物
crop=*タグは、耕作を行っている農地の生産物を明示するために使うのが一般的です。主に農地(耕地) landuse=farmland に使いますが、牧草地 landuse=meadow やぶどう園 landuse=vineyard に使うこともあります。
果樹
- trees=*タグは、果樹園 landuse=orchard の木の種類を明示するために使うのが一般的です。ふつう、オリーブなら「オリーブの木」 trees=olive_trees のように、果実など生産物の名前を採った木の名前の英語表記を使います。
資源
resource=*タグのページでは、鉱物資源の一覧をそのタグ付け方法とともに詳しく説明しています。このタグは、石炭や金などの非生物的な生産物を明示するために使い、トウモロコシや鮭などの生物による生産物には使いません。
このタグが付けられている場所が、活発に鉱物資源の採掘が行われているところだとは限りません。更に採掘場 landuse=quarry などのタグを追加したり付近に立坑口 man_made=mineshaft を作成したりすることで、タグの組み合わせによって稼働中であることを明示します。
加工のタグ
生産物
product=*タグは、生産物や資源を何らかの製品に変換するプロセスを通じて地物が生み出す、人間が作った生産物を明示することを目的としています。
よい例としてサトウキビの例を挙げます。農地 landuse=farmland の地物ではサトウキビを作物 crop=sugarcane としてタグ付けします。一方、農地で生産されたサトウキビを加工する工場 man_made=works の地物では、サトウキビを生産物 product=sugar としてタグ付けします。(砂糖(Wikipedia)も参照)
生産物が実体のないサービスである場合は、別のタグのほうが適しているでしょう。
出力
出力 output という言葉は、広く合意を得て、現在は発電に関して generator:output=* の形で使用されています。
議論のある点
CropかProduceかTreesか
現在のところ、crop=*とproduce=*のタグはどちらも生物による生産物に使われています。crop=*は農地、牧草地、ブドウ園の生産物に使われており、果樹園では稀にしか使用されていません。 produce=*は主に林業、養殖漁業の生産物、畜産やその副産物である動物性製品に使用されており、果樹園では稀にしか使用されていません。
少数のユーザーがproduce=*を農作物にも使用していますが、これはあまり一般的ではありません。2019年半ばの時点で、produce=*で最も使用が多い作物は米で約1,300件ですが、crop=riceは60,000件に上ります。
landuse=orchardのタグでは、承認済みであるtrees=*は、produce=*やcrop=*に比べてはるかによく使われています。果樹園の生産物そのものの名前ではなく木の名前を使いますが、trees=rubberの生産物はゴムラテックス(latex rubber)、trees=orange_treesの生産物はオレンジ(oranges)なので、明快な点で利があります。
Resourceタグ
resource=*タグは、休廃止中の採掘場や坑口など、ほとんど使用されなくなった鉱物資源の地物に使われることがあります。データベースを扱うユーザーは、disused=yesやabandoned=yesなどのライフサイクルタグの追加、また現在使用されていないことを明示する接頭辞disused:*=*やabandoned:*=*などをチェックするよう、留意しておく必要があるでしょう。